今後、本格化する春闘に合わせ、新潟県内の労働団体と経営者団体が賃上げなどをめぐり協議しました。
2月25日、新潟市中央区で開かれた労使懇談会。労働団体・連合新潟と県経営者協会が賃上げなどをめぐり、意見を交わしました。
【連合新潟 小林俊夫 会長】
「今年の春闘の主要テーマは、昨年に続き、物価高に負けない賃上げができるかどうか」
連合新潟によりますと、去年の春闘では県全体で4%を超える賃上げが実現したものの、物価高騰に対し、実質賃金は前の年からマイナスとなっています。
小林俊夫会長は冒頭の挨拶で「今年は6%以上の賃上げを目指す」として、多くの働き手が賃金の上昇を実感できるよう取り組みを要請。
県経営者協会の殖栗道郎会長は「労使ともに成長の成果を享受できるよう議論したい」と話しました。
その後、非公開の協議では、賃上げの必要性になどついて互いに認識を共有したということです。
【連合新潟 小林俊夫 会長】
「賃上げの方向は共有できたと思うが、幅については個別労使の交渉になるのかな」
【県経営者協会 徳武裕一 専務理事】
「(賃上げなど)経営者としては後回しにできない課題であると認識している。そういったものは解決に向っていけるよう取り組んでいかなければいけないと理解している」