ホーム開幕戦飾る 10年ぶり開幕2連勝 ジェフ千葉

明治安田J2第2節第1日(22日・フクダ電子アリーナほか=3試合)千葉はJ3から昇格した富山を2―0で下してホーム開幕戦を飾り、10年ぶりの開幕2連勝で勝ち点を6とした。ホーム開幕戦に勝利するのは2020年以来。
J2復帰の大宮は甲府に1―0で勝ち、磐田は鳥栖を1―0で退けた。
千葉の次戦は3月1日、ホームで山形と対戦する。
千葉 2 1-0 0 富山
1-0
▽得点者
【千】石川(1)、鳥海(1)
▽観衆11294人
【評】千葉が2戦連続無失点で完勝。ボールを支配して前半35分に日高のクロスを石川が押し込み先制。後半5分には右サイドの日高から送られたパスを鳥海が頭で合わせた。富山は後半に出場した碓井、武が積極的にシュートを放つもゴールが遠かった。
◆新加入石川、初の誕生日弾
思い出深い一日となった。前半35分、千葉の石川が左サイドからゴール前に送られたクロスを押し込んだ。29歳の誕生日を自ら祝う初のバースデー弾。加入後初得点の喜びを仲間と分かち合った後、心地良さそうにサポーターの歓声を浴びた。
7年間のプロ生活で培った読みが凝縮されていた先制ゴールだった。日高からパスが送られる直前、自身の目の前を走るDFの動きを瞬時に観察。しなやかな身のこなしで右側から体を入れ替えれば、あとは合わせるだけだった。「左から抜こうとしていたら先に相手にボールを触られていたと思う」としてやったりの表情を浮かべた。
2トップで出場も、時折中盤の位置まで下がり攻撃の起点にもなった。小林監督は「元々技術の高い選手。非常に良かった」と背番号20の活躍を評価した。
昨季はJ2熊本で10ゴール。オフに完全移籍で加入した。敵地での開幕戦は途中出場だった。ライバルに名を挙げるデリキ、林らFW陣の起用はまだ流動的で「きょうで(定位置を)つかんだとは思わない。もっと点を取って信頼を得たい」。定位置を渡すつもりはない。

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