沖縄・ライオンの子保育園、社会福祉法人が運営の2園でも職員の虚偽配置が延べ185人 HD運営の5園と合わせ1200人超に

沖縄県内で7園を運営するライオンの子保育園グループが虚偽報告で補助金や給付金を不正受給した問題で、社会福祉法人ライオンの子が運営する認可園2園で職員の虚偽配置が2019年度からの5年間で延べ185人に上ることが21日、関係者への取材で分かった。ライオンの子ホールディングス(HD)運営の5園の虚偽配置と合わせると延べ1200人余に上る。
同法人運営の2園は宜野湾市の「そらみライオンの子保育園」と那覇市の「首里ライオンの子保育園」で、虚偽配置の延べ人数はそれぞれ129人と56人。同一人物の氏名を2園で記した二重登録や、勤務実態を偽って補助金の加算申請などが行われていた。
HDは那覇、宜野湾、浦添3市の認可園と浦添市にある企業主導型の認可外2園を運営。これまでの本紙の調べで、虚偽配置の延べ人数は認可外のライオンの子保育園が「分園」で361人、「本園」150人。認可園は「プンバァ」229人、「キアラ」162人、「ティモン」119人の計1021人だった。
不正総額は認可園5園だけで約1億3千万円で、認可外2園は児童育成会が調査中。行政処分を巡っては浦添市が19日付で3月から1年間の新規園児受け入れ停止を決めており、宜野湾市も同様に処分する方針。
(社会部・新垣玲央、中部報道部・砂川孫優)沖縄・ライオンの子保育園、社会福祉法人が運営の2園でも職員の…の画像はこちら >>

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