冷え込みが一段と厳しくなった、祭り当日の国府宮。「もみ合い」に向けて、神事は着々と進められました。
国府宮はだか祭のもみ合い前に「昇殿参拝」神男に触れて厄落とし…の画像はこちら >>
(松田亘哲記者)「午前8時の国府宮です。こちらでは、きょう(10日)はだか祭が行われますが、はだか男たちが通る参道には、うっすらと雪が残っています」(村上真惟記者)「午前8時半前です。神男に触れて厄を落とそうと、多くの人が集まっています」
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儺追殿の中で行われたのは、神男の体に触れ、厄を落とすことができる「昇殿参拝」です。10日の「もみ合い」には参加できない女性や子どもたちも神男に触れる事ができる貴重な機会です。10日まで、三日三晩「儺追殿」にこもった神男は、様々な人の厄を落とすため、その身を捧げます。この「昇殿参拝」は、一人1000円の初穂料です。
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(参拝者)「毎年来ているが、すがすがしい気持ちになる。(神男に)“きょう(10日)頑張ってください”と声をかけた」「厄を落としてもらうということで、しっかり手を握ってお願いしてきた」そして、去年に引き続き、祭りには女性も参加!
午前10時過ぎ、威勢のいいかけ声が…女性たちが担いでいるのは笹。「もみ合い」の前に行われた「なおい笹奉納」です。笹には、祭りに参加出来ない人などが“厄除けの願い”を書いた布が結びつけられています。
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今回参加した女性団体は11、約430人の女性たちが無事に奉納を済ませました。(参加者)「ずっと見てきた側なので、一緒に参加できてよかった」「楽しかったです。またやりたいです」そして正午前、儺追殿の前には多くの参拝者が…
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(村上真惟記者)「いま神男が白米、たくあん、白湯を食事しています」祭りにのぞむにあたり三日三晩、身を清めるために制限されてきた神男の食事。もみ合い前、最後の食事…「本番」が刻一刻と迫ります。国府宮に近いホテルの中。さらしを着付けてもらうために男たちが集まっていました。
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(東郷町から)「ことしもまた(神男)に触りに行きます」(台湾から)「(はだか祭は)日本の文化を感じるには、いい機会だと思って参加した」