千葉市を拠点とするバスケットボール男子Bリーグ2部のアルティーリ千葉の新アリーナ建設計画で、市は10日、美浜区の県立幕張海浜公園Aブロックが正式な候補地に決定したと明らかにした。市議会定例会の代表質疑で、神谷俊一市長が答弁した。
昨秋から実施していた地質調査が完了し、問題がなかったとして、チームの運営会社が同園を管理する市に意向を伝えた。建設は同社と、筆頭株主の不動産大手「ヒューリック」が共同で進める。
市は2023年、チームと連携協定を結び、新アリーナ建設に「全面的に協力する」と約束。神谷市長は答弁で「市民に愛されるスポーツや文化振興の拠点になる。市として周辺環境への配慮や関係者との合意形成について助言や指導をし、必要な支援を行う」と述べた。
アルティーリは現在の1部に代わり26年に新設される「Bプレミア」に参入する。現在の本拠地である千葉ポートアリーナ(同市中央区)は築30年以上が経過し、老朽化が課題になっている。