「南庁舎」あす供用開始 袖ケ浦市、段階的整備が完了

袖ケ浦市が段階的に進めてきた庁舎整備工事が完了し、新庁舎竣工(しゅんこう)式典が8日、市役所で行われた。「北庁舎」建設、「中庁舎」の耐震補強と大規模改修、そして旧庁舎と議場棟の解体に続き完成した「南庁舎」が10日から供用開始となる。
式典には、地元国会議員、県議、市議や関係者と市幹部の約80人が出席。粕谷智浩市長は「行政サービスの提供の場にとどまらず地域コミュニティーの活動や交流の場として、訪れる市民が快適に、そして安心して利用できるようサービス向上を図り、ここを新たな拠点として街づくりに取り組む」とあいさつした。
市庁舎整備工事は、旧庁舎の耐震強度不足と設備などの老朽化に対応するため、2021年5月の着工以来3年9カ月、4段階に分けて進められた。鉄筋コンクリート地上7階、地下1階で、延べ床面積約1万4221平方メートル。総工費は69億6754万円。
第1段階として、22年7月に市長部局や議場が入り、防災拠点となる免震構造の北庁舎と設備棟が完成。翌23年5月には既存棟の中庁舎が耐震補強と大規模改修工事を終えた。さらに旧庁舎と旧議場棟を解体し、最終段階となった南庁舎の建設に昨年2月から着手し、1月末に完成。「市民交流広場」「そでふれば(市民協働会議室)」、屋上に太陽光発電設備などを配置する。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする