新潟県聖籠町の空き家の敷地内で男性の遺体が見つかった死体遺棄事件。警察は遺体が11月に重機を使って埋められたとみて調べているほか、身元とみられる70代の男性の口座から、行方が分からなくなったあとに現金が引き落とされていたことが分かりました。
【記者リポート】
「自宅裏手の小屋の中を捜査員たちが調べている様子が見て取れます」
12月16日、聖籠町次第浜の空き家の敷地内で身元不明の男性の遺体が見つかった死体遺棄事件。
いまだ死因や身元の特定には至っていませんが、警察は遺体が10月中旬から行方が分からなくなっている新潟市中央区の70代の男性とみて身元の特定を急いでいます。
また、この男性が行方不明になった10月中旬以降、男性の口座から現金が引き落とされていたことが捜査関係者への取材で新たに分かりました。
事件の発覚から12月19日で4日目。いまだ進展がない状況に住民からは不安の声も…
【周辺住民】
「犯人を、ある意味、野放しなものだから、早く検挙してもらいたいというのが一番の願い。地元民としては」
【周辺住民】
「(子どもたちが)冬休みに入るので、自由に遊びに行けないのかなとか心配。早く犯人を逮捕してもらって、普通の生活に戻りたい」
一方で…
【周辺住民】
「見かけた人数は一番多いときで3人。40代くらいの男性ばかり。年の差はあっただろうが、若い人で30代くらい。テーブルとかを出して、それを積んだりしていた。土日が多かった」
現場となった空き家では10月中旬以降、人の出入りが複数回あったほか、11月中旬には複数の男性が出入りして、ショベルカーで庭に穴を掘っている姿を周辺住民が目撃していました。
警察は遺体が重機を使って埋められたとみているほか、複数人による計画的な犯行の可能性も視野に捜査を進めています。